私たちは約1年間、《液晶ディスプレイを額に入れる》というアイデアから考えられる様々な事(テレビについて、映像とは何か、Calm technology、アンビエント等)を議論しました。

また、以前私たちがやっていた路上でVJ パフォーマンスをする《STREET VJ》というプロジェクトで、映像を見ながら道を行き交う人々の様子がとても印象に残っていました。


こういった経験をふまえて、《motionscape》というテーマが生まれました。
motionscape とは、モノの動きを意味するmotion とLandscape を組み合わせた造語です。

テレビ、映画のみならず、インターネット、携帯などで映像に触れる機会はとても増えました。そして、それらの映像には主張や意味が無数に込められています。そんな状況で、風景となり得る映像を考えた時、その映像はとても新鮮に感じられます。しかし、この新鮮さは映像の新しい側面を発見した事ではなく、《忘れていた側面》を思い出した新鮮さです。私たちが映像に意味や主張を込め始めた時点から、《忘れられてしまった映像の側面》です。

映像が風景になる時、それは映像が風土の一部になる事です。
私たちがmotionscape というテーマで制作した作品は、映像の未来予想図と言えるかもしれません。