モノ作りのシステムと環境

藤の考えるビジネスモデル part04

さて、ではTAVLの目指すクリエイティブのシステムとその周りの環境はどんなのがいいか。


まず、実際にモノを作る部分を考えてみたいんだけど、ピラミッド方式のトップダウンの作り方ではなくしたい、というのがあります。
ピラミッド方式は、制作スピードが早くて、品質管理はしやすいんだろうけど、みんなが好きにクリエイティブはできないです。

そこで、ジャズのセッションみたいな作り方はできないだろうか。

 

それぞれが違う楽器を持って、役割があるんだけど、みんなが同時に音を出していって、それが合わさって一つの音楽になる、そんなイメージです。

 

もひとつ、中世のギルド(職業別組合)みたいなイメージもあります。
様々な能力を持つギルドが、その時の仕事によって組む相手を変えながら、モノを作っていた。うちらも一人一人がギルドとなって、作るものによって組み合わせ を変えながら、作っていくっていう感じです。

 

こういう風に作るには、各自にそれなりの能力が求められるし、その作品の全体をそれぞれが把握しておかないといけないから、大変といえば大変かもしれないけど。
でも、バンドとかって、こういう作曲のしかたなんじゃないの?違う?

 

あと、プロダクトマネージャーのような存在も必要になってきます。
俯瞰でプロジェクトを見る人で、監督のようにプロジェクトのダイレクションをする訳ではないんだけど、プロジェクトの最終型、TAVLで言うと発表の場ということになりますが、そこのイメージを持って、プロジェクトを見る人です。

 

そんな作り方のモデルとして参考にしたいのが、アムステルダムのFANSHOPというメディアスペースです。
ゼミ室に置いてあるGAS TVというDVDに出ているので、今度みんなで見てみよう。

 


次に全体の話。
TAVLでは作品を作って終わりではなく、発表することまでを目標としています。だから、どこにどうやって発表するかについても考えながら、作品を制作しているわけです。

 

発表するからには多くの人に見てもらいたいし、お金を第一の目的としないまでも、自分が食べるだけの魚(お金)を得る必要があります。

こういう小規模なイベントでは、入場料から諸々の経費を捻出して、お客さんを呼ぶために自分も様々なイベントに顔を出して、知り合いをたくさん作り、フライ ヤーをたくさん撒いていたわけです。
こういう活動も重要だと思いますが、インターネットという道具を使って、TAVLのメディアを作る事に注力したらいいんじゃないかと思います。

 

コミュニティと言っちゃうと閉じた感じがして嫌なんだけど、世の中にはTAVLの活動を面白がってくれる人達は、少なからずいると思うから、インターネットという途中経過から見せられる道具を使って、そういう人達と普段から繋がっておきたい。
そういう人達を繋ぎ止めておくためにも、インターネット上で経過を報告し、うちらが何を考え何を作っているのかを見せていく必要があります。

 

そのためにこのブログやWikiが使えるのではないかと考えて、こうやって毎回議事録を書いて、話し合いの音声ファイルをアップして、思いついたアイデアは どんどん書き込んでいるわけです。


ゼ ミに参加できなかった人も話し合いの内容が判るし、連絡にも使えるので、僕の独断で始めちゃったブログやWikiですが、本来の目的はそこです。
前に一度話したことのある、今回の企画をマインドマップにまとめてWebに載せるっていうのもここから来たアイデアです。

 

正直者っていうTAVLのブランディングでの僕の意見も、ここから派生しています。うちらの活動を包み隠さず見せる事で、毎回やるミーティングやブログへの 書き込みさえも作品にしていしまおうという事です。監督のいないドキュメンタリーというか。


このTAVLの活動がどこへ向かうのか、やっている自分たちも判らないから、外から見ている人も面白いんじゃないかな。

そのためにはうちらがTAVLの活動を楽しむ必要があるんです。
うちらでTAVLというお祭りをしたいんです。
その祭りを外の人に見せる事で、「おっ、面白そうな事やってるじゃん」と巻き込んでいきたいんです。

 

あたかも楽しそうに、うちらも楽しいフリをして、それを外に見せるってやり方もあるし、ブランディングとしてそういう風にやっている事はよくあるけど、「正直者」としては楽しいフリはしたくないです 笑
だから、みんなに「こうじゃないと楽しくないよ」って意見を言ってもらいたいし、ブログに自分の考えを書き込んで、パフォーマンスしてほしいんだよね。


最後のお金の事。
今回の企画みたいに、発表の場が入場料をとれない形もあるわけで、そういう事も含めて、Web上での寄付ってやり方はどうかな?
寄付っていうと大げさだけど、大道芸の投げ銭のイメージです。
大道芸を見た人が、その芸を楽しんだ具合によって金額を決めて、またはがんばれよって気持ちを込めて、投げ銭してくれるじゃないですか。

ギャラリーでの展示、ライブみたいな発表の場でも、入場料という形でお金をとるんじゃなくて、投げ銭を呼びかけて、帰る時に帽子に入れてもらう。